Vivid Audio | KAYA

シンプルな外観、重厚な存在感

KAYA 45

KAYA Series Loudspeaker System

KAYA 45 というモデル名は、エンクロージャーの内容積が45リットルであることに由来しています。比較的小型のキャビネットを持つモデルですが、VIVID Audio ならではの歪感のない明瞭なベースサウンドはまさに VIVID Audio の正当な血統と言えます。2個のウーファードライバーをリアクションキャンセル・マウント方式で配置、それとアブソーバー・チューブの組み合わせで十分な量感と質感を得ています。

VIVID Audio スピーカーの特徴のひとつは、ベースサウンドの驚異的な明瞭さと、正確なアーティキュレーションです。曇った音やぼやけた音はそこには存在しません。ひとつ1つの音が明確に存在しており、それが音楽に違いを生み出します。ドビュッシーが言ったように “音楽は、音符と音符の間に存在する” のです。特許技術であるアブソーバー・チューブで共鳴や共振、カラーレーションを消し去ることによりこの明瞭さが可能となります。GIYA シリーズではアブソーバー・チューブはエンクロージャーの上部で渦巻きを描き、印象的な外観を特徴のひとつとしていました。KAYA 45 でも同じ目的のためにアブソーバー・チューブは存在していますが、チューブを折り返した形で本体内部に絶妙に収納しています。そのためシンプルなシルエットの KAYA 45 からも、透明で明瞭な素晴らしいサウンドをお聴きいただけます。

Made for the home・ライフスタイルとの調和

この新しいシリーズの名前 “KAYA” はズールー語で “home” という意味です。 KAYAは “家” というプライベートな空間で、ゆったりと音楽を聴くために設計されました。 ズールー語は VIVID Audio の本拠地である南アフリカ共和国の主要な言語です。

最高峰の完成度

KAYA シリーズ全機種と同様に KAYA 45 も GIYA の テクノロジーをすべて受け継いでいます。その血統は KAYA 45 のなめらかな曲線を描く外観を見れば明らかです。KAYA 45 はその名の通り内容積が 45 リットルのエンクロージャーを持ち、VIVID Audio のテクノロジーであるリアクションキャンセリング・ドライバー2機(1ペア)とアブソーバー・チューブの組み合わせで、驚異的に明瞭なベースサウンドを再生、音楽が持つ音と音のつながりの強弱や表情をすべて表現し尽くします。 GIYA の外観を特徴づけていた、3次元曲線を描くアブソーバー・チューブは、KAYA のボディの中に活きています。チューブを折り返してエンクロージャー内部に絶妙にフィットさせることで、アブソーバー・チューブが共鳴と共振、カラーレーションを吸収し、正確さと明瞭さに富んだサウンドをお届けいたします。

D26 Tweeter

アルミニウム振動板の背圧を消し去るアブソーバー・チューブが一体化した構造。正面にはVIVID Audioの最新テクノロジーであるディフューザーを装備。

C100se Midrange

振動板の背圧を受け止め消し去る「折り曲げ型」アブソーバー・チューブ構造。

超ロングストローク C125L Woofer

2つのドライバーを結合させたリアクションキャンセル・マウント構造により、激しい振幅時でもエンクロージャーへの振動の伝達は無く、キャビネットの共振を皆無としています。

内部に格納されたアブソーバー・チューブ

折り曲げた形でエンクロージャー内部にアブソーバー・チューブを格納。VIVID Audioの特徴である歪みのない透明なサウンドを生み出します。

GIYA シリーズと KAYA シリーズ の違い

採用しているテクノロジーはすべて共通ですが、最も大きな違いは GIYA が4ウエイ構成であるのに対し、KAYA 45 は3ウエイ構成であることです。 GIYA は低域から高域まですべての周波数帯域で指向性を十分に広くするという意図を持って設計されています。そのために周波数帯域を4分割して4ウエイ構成を採用しています。それに対して KAYA 45 は、低域から高域に向かうにしたがい指向性をスムーズに狭くしていく意図で設計されています。そのために3ウエイ構成を採用しています。(クロスオーバー周波数 300Hz / 3,000Hz)
“KAYA” の名前の通り、家のような空間で音楽を楽しむには、現実的には指向性を少しコントロールした方がより使いやすいという、設計者ローレンス・ディッキーの新たな思考の表れです。

スペック Technical Specification

システム構成

3 ウエイ 6 スピーカーシステム

エンクロージャー

グラスファイバー強化樹脂
中心に軽量発泡樹脂を挟んだ3層サンドイッチ構造

スタンダード・キャビネットカラー

ピアノ・ブラック / パール・ホワイト
オイスターマット・グレー

特注色(オーダーカラー)も可能

ドライバー

ツイーター

D26S - 26mmドーム + アブソーバー・チューブ

ミッドレンジ

C100SE - 100mm コーン + アブソーバー・チューブ

ウーファー

2 x C125L - 170mm コーン

( 1 x リアクションキャンセル・ウーファー )

ベース・ローディング

ウーファー・アブソーバーチューブ + バスレフ

スペック

能率

87dB / 2.83V rms / 1m

インピーダンス

6Ω nominal、2.8 Ω minimum

周波数帯域

37 Hz - 25 kHz(-6dB)

ツイーター D26S ブレークアップ周波数

44 kHz

全高調波歪み率

< 0.5 % (全帯域)

クロスオーバー周波数

300 / 3,000 Hz

最大許容入力

500 W

寸法

製品寸法

1153(h) x 298(w) x 385(d) mm

製品質量

25 kg