TechDAS | Analogue Turntable

あり得ないほどの静寂性とダイナミックレンジ。豊かな音楽性。

Air Force One Premium

Analogue Turntable

音楽は人々を感動に浸らせる素晴しい空気の振動です。アナログ録再はこの空気の振動による音の波形を、そのままレ コード盤のミクロの音溝の中に刻み込み、そして再びその音溝から波形をピックアップし素晴しい空気の振動として再現する、実に高精度な振動の系です。その中でターンテーブルは、レコード盤に刻まれた音楽の波形をカートリッジにピックアップさせ、空気の振動として再現させるこの系の要と言うべきもの。極めて微小なミクロの振動を扱うがゆ えに、有害な不要振動の排除には徹底した姿勢で臨まなくてはなりません。 TechDASの “Air Force”  アナログターンテーブルは、有害な不要振動の排除をスプリングや緩衝材に委ねるのではなく、音楽のエネルギーと同じ空気の力「Air Force」を積極的に利用しておこなう、画期的とも言える設計を展開しています。十分な質量を備えかつ高精密に仕上げられた各部材と、この空気の力とによる制振設計により、レコード盤に刻み込まれたミクロの音楽波形を 、何も加えず何も引かずにピックアップさせる究極のメカニズムです。

Air Force One Premium は、TechDAS Air Force シリーズの記念すべき第一号機 Air Force One をベースに最新の技術を取り入れブラッシュアップしたプレミアムモデルです。Air Force One は発売開始以来、世界最高のアナログターンテーブルとして世界中で高い評価を得ております。この輝きは今でもまったく色褪せることはありませんが、開発後数年を経てさらなる改善点を見出したということも事実です。使い勝手の改善点、テクノロジーの進化による音質的なアップデート、新たな加工技術による外観の進化などをオリジナル Air Force One に盛り込んだ上位モデルとなります。

 

製品の概要とテクノロジー

Air Force One をベースにしたトップモデル Air Force One Premium はターンテーブル本体の他に、浮上・吸着ポンプと電源を収めたユニットとエアーサスペンションへのエアー充填ポンプを含むユニットとで構成されます。

オリジナル Air Force One からの進化の1つは、サスペンションへのエアー充填ポンプとサスペンションレベルインジケーターを装備したことです。Premium では、各サスペンションのエアーレベルを常時モニターしており、エアー充填が必要になるとインジケーターが知らせてくれます。

Air Force One Premium ではアッパープラッターの材質をチタンもしくは超超ジュラルミン(A7075) からお選びいただくことが可能です。

プラッター浮上とディスク吸着を担うエアーフローを均一にするための重要な機構が、一時的に空気をためるエアーコンデンサーです。オリジナル Air Force One でも必要かつ十分な容量のエアーコンデンサーを装備していますが、さらなる音質追求の結果、エアーコンデンサー容量をさらに増やすことによって、さらにダイナミックなサウンドが得られることを突き止めました。Premium ではコンデンサー容量をオリジナルモデルの2倍にまで拡張しています。

 

レコード盤をプラッターの表面に吸着させることのメリットは、ただ単にレコード盤の反りをなくすことだけではありません。ペラペラのレコード盤が重量級のプラッターにぴたりと一体化することで、レコード盤の重量は重いプラッターの重量に等価となります。このことが針先のトレース能力を飛躍的に向上させるのです。重量級プラッターと一体化した盤石なレコード盤は微動だにすることなく針先の動きを受け止め、ミクロな振動のさらにミクロなところまでをもトレースすることを可能にしています。

出力150Wクラスのパワーアンプでシンクロナスモーターを駆動。重量級プラッターの回転を支える安定かつ余裕のドライブ能力。マイクロプロセッサーによるモーター制御と重量級プラッターにより、従来のベルトドライブの限界を超えた回転精度を実現しています。

光沢ブラックによる新たな外観仕上げ

厚めに製作したブラックアルマイトの表面を研磨する最新の金属加工技術により、深い光沢を持つブラック仕上げを本体に採用。

レコード盤に接するアッパープラッターは2種類の金属からお選びいただけます。

レコード盤に接する部分であるアッパープラッターは、その材質の特性の違いにより再生音に異なるニュアンスを与えます。静寂感と S/N に優れた純チタン材のアッパープラッターを標準仕様としていますが、それよりも少し優しいニュアンスとなる 超超ジュラルミン(A7075) 材のアッパープラッターもお選びいただけます。

テーパードスピンドルを採用。純正ディスクスタビライザーを標準付属

センタースピンドルにはレコード盤センター穴のがたつきを吸収するテーパードスピンドルを採用。またレコード盤の上に載せる TechDAS 純正ディスクスタビライザーを標準付属いたします。TechDASのディスクスタビライザーはレコード盤を押さえつける “重り” の用途はありません。振動吸収性に優れた硬質金属をレコード盤に載せることにより、レコード盤表面に発生する微振動を速やかに除去し、音の見通しをさらに改善いたします。

アドバンスド・エアーサスペンション・システム

Air Force One Premium では、各エアーサスペンションのレベルを常時モニターする アドバンスド・エアーサスペンション・システム とオートエアチャージユニットを採用したところがオリジナル Air Force One からの進化の1つとなります。

オリジナル Air Force One の大きな特徴の1つはエアーサスペンションでした。従来はエアーが抜けてきた頃を見計らって手動ポンプでエアーを充填させてやる必要がありました。Premium ではサスペンションに充填が必要になると各サスペンションに対応したインジケーターが点灯してエアー充填の必要性を知らせます。

Premium にはエアー充填専用のオートポンプが付属されており、エアインジケーターが点灯したサスペンションのノズルにオートポンプをつなぐことで自動的に規定量までエアーがチャージされます。

Air Force One Premium を専用ラック(オプション)のセットした状態。ラック中段がエアコンデンサー /  エアチャージユニット。ラック下段がエアーポンプ / 電源ユニット。

スペック Technical Specification

ターンテーブル本体 + モーター部

シャーシ

異種アルミニウム合金3層構造, 重量 43 kg

メインプラッター

非磁性鍛造加工ステンレス(SUS316L), 重量 19 kg

アッパープラッター

次の2種より選択可
超超ジェラルミン(A7075)4kg
表面特殊効果処理・純チタン 6kg

総慣性モーメント

(A7075 アッパープラッター装着時)3,027kg・㎠
(純チタンアッパープラッター装着時)3,290kg・㎠

駆動方式

ベルトドライブ (特殊表面研磨ポリエステルベルト)

駆動モーター

ACシンクロナスモーター

モーター電源

パワーアンプ駆動回転制御方式

回転スピード

33.3rpm / 45rpm 回転スピード微調整機構付き

ワウフラッター

0.03%以下

本体総重量

73kg(標準値・A7075アッパープラッター装着時)

設置に必要な寸法の目安

680(W)×480(D)mm (製品外形寸法 650(W) x 193(H) x 410(D)mm

エアーポンプ + 電源ユニット

消費電力

60W

外形寸法・重量

430(W)× 168(H)× 385(D)mm, 10kg
(設置時は奥行き方向に 450mm 必要)

エアーコンデンサー + エアチャージユニット

外形寸法・重量

430(W)× 168(H)× 385(D)mm, 10kg
(設置時は奥行き方向に 450 mm必要)

付属品

トーンアームベース(アルミニウム+ウッド)

ご使用トーンアームに合わせて加工いたします。
トーンアームによっては別途加工賃がかかる場合がありす。

アクリル製プラッターカバー

専用ディスクスタビライザー

TechDAS Disc Stabilizer Series II

ケーブル類一式、エアホース類一式、プラッター交換用工具

取扱説明書

オプション用品

セカンドトーンアームベース

12 inch 専用

最高級ディスクスタビライザー

TechDAS Disc Stabilizer Ultimate Tungsten

 Artesania Audio製専用ラック