Graham Engineering  |  Tonearm

TechDAS と共同開発。純チタン製アームワンドを採用したスペシャルモデル

PHANTOM Elite Ti (ファントム・エリート Ti)

10 / 12 inch Tonearm

レコード盤に刻まれたミクロな振動を針先ができる限り正確にロス無くトレースするために、現代のトーンアームに求められる資質は「剛性」にあると GRAHAM ENGINEERING の設計者 Robert Graham は気がつきました。
センセーショナルなデビューを果たした弩級ターンテーブル TechDAS Air Force One を目にして、音を聴いて、Robert Graham は現代のハイエンドアナログ再生が以前とはまったく異なる可能性を持つことを目の当たりにしました。アナログソースにはデジタルを超える量のミクロな情報が含まれている。レコードの溝に刻まれたミクロな信号を余すことなく正確に取り出すためには、トーンアームには針先の動きをしっかり受け止めるだけの盤石な剛性が必要だということに気が付いたです。

GRAHAMでは従来パイプ部分に軽量かつ高剛性のチタン材を使用していましたが、トーンアームにさらに盤石な剛性を与えるために、TechDASとチタン一体型アームワンドを共同開発いたしました。このチタン一体型アームワンドは、トーンアームのボディ接合部からアームワンドの先端までを純チタン材から一体切削加工+特殊硬化表面処理することにより、かつてない十分な剛性を実現しています。ヘッドシェル部分は同じくチタン材を切削加工。特殊接着剤によりアームワンド本体に強固に固定することで、ユニピボット方式の感度の良さを全く損なうことのない存分な情報量を針先から取り出し、それをロスなく伝達することに成功しています。

リッツ構造の理想的な内部配線材

PHANTOM Elite Ti では、リッツ構造とした銀線を内部配線材に採用。

微小信号を正確に伝送するための絶縁特性に配慮した最適設計のワイヤリングにより、ハイスピードな伝達特性を確保しています。

音響特性に配慮されたカウンターウエイト形状

PHANTOM Elite Ti のカウンターウエイトは可聴周波数以下の低い共鳴周波数を持つように設計されています。これによりクリーンでダイナミックな広がりのある低音、スムーズでディテイルに優れた中音域、伸びがありクセの無い高音部を実現しています。

特許技術である Magneglide システム

ピボッティングポイントから水平なライン上に置かれたネオジウムマグネットの磁力を利用して水平方向の安定性とアジマス角調整を可能にするグラハム独自の Magneglide システムにより、ユニピボットでありながら抜群の水平安定性を実現しています。

スペック Technical Specification

形式

ワンポイント・スタティックバランス型

有効長

235.0mm (9 inch) 246.8mm (10 inch) 308.8mm (12 inch)

スピンドル=ピボット間距離

217.4mm (9 inch) 230.1mm (10 inch) 295.6mm (12inch)

オーバーハング

17.6mm (9inch) 16.7mm (10 inch) 13.2mm (12inch)

アームベース取付穴

SMEマウントが標準となります

適合カートリッジ重量

5~18g

出力端子

DIN 5 pin

トーンアーム重量

1400 g (10 inch), 1450 g (12 inch)

標準付属品

• GRAHAM 純正フォノケーブル IC-90 1.5m

• Musical Surroundings 製アジマス調整メーター Fozgometer

• TEST LP


Manual Download

取扱説明書ダウンロード

Phantom Elite
User Manual