Thrax | Phono Preamplifier with LCR RIAA Equalizer

Thrax Orpheus MK2

Phono Preamplifier with LCR RIAA Equalizer

フォノプリアンプの役割は、高いノイズ耐性を保持しつつ最適な負荷を与えることによりカートリッジからできる限りの情報を引き出すことです。入力信号を大きく増幅させ、RIAAイコライゼーションを適用し、
バランスまたはアンバランスラインでシステムの他の機器へ送ります。

LCRフィルターはソースに対して定インピーダンスなので、入力信号は、低音域、高音域、音量に関わらず常に同様に動作します。
他の全てのソリューションでは可変インピーダンスで、LCRは間違いなく純粋な音と豊かなテクスチャーがあります。OrpheusのイコライゼーションはOFC(無酸素銅線)で巻線したカスタムコイルと銀箔コンデンサを使っており、最高レベルです。
出力段もまた、トランスフォーマーで負荷を与える超低ノイズ真空管となっており、必要なレベルまで信号を増幅すると同時に、繊細なLCR回路を他のコンポーネントから完全に絶縁しています。EQフィルターはゲインループの外、2つのゲイン段の中間に配置されており、入力、出力の想定外の影響を受けないよう保護されています。

Orpheusは最も静寂な真空管フォノプリアンプです。

Orpheusは2つのゼロフィードバックの真空管ゲイン段を使っています。ゲイン段はそれぞれが独自に作動し、この2段を囲むフィードバックループは全くありません。最高のパフォーマンスを保証するため、Thraxは見過ごされがちな多くの点に留意しました。
RCA入力では、入力切替に伴いグランウンドプレーンを切り替えるので、D3a 入力真空管によるハムループや誘起グランウンドノイズはありません。
D3aはカスタムのパッシブLCR RIAA補正により負荷を受けています。これを定電流電源と組み合わせることにより、真空管の寿命まで長期間の安定性を保証し、電源を経由して起こるノイズを絶縁します。
LCRイコライゼーションを採用しているため、一般的なフィードバックループでのイコライゼーションネットワークや単純なパッシブRCネットワークとは格段の差があります。

特徴

  • ステップアップトランスフォーマー内蔵
  • 一定インピーダンス LCR イコライゼーション
  • プログラム可能なゲインおよび負荷
  • RCA、XLR 端子はバランス、アンバランス入力どちらにも対応
  • 入力選択でグラウンドプレーンを切替。接地ループを防止
  • プログラム可能な大きなシステム対応グランド配置
  • バランス、アンバランス出力
  • 入力ごとにプログラム可能な絶対位相
  • シャントレギュレーターによる定電流 PSU。ノイズを最小限に抑え最高のダイナミクスを実現
  • チョーク入力整流器を採用。切替ノイズを排除
  • 真空カプセル化したカスタム信号リレイ。最高の音質と信頼性を実現
  • モジュラー構造
  • マイクロプロセッサ制御
  • インターロッキング構造による無垢のアルミシャーシ

スペック Technical Specification

Max input level

MM-100mV/Low-12mV/High-6mV 

Max output level

10V Rms

Gain

MM+44db/Low+62db/High+68db 

Input impedance

MM-47k/Low-390ohm/High-100Ohmk Ohm

Max Output impedance

1kOhm 

Signal to Noise

84db 

Power consumption

45W 115/230V 50/60Hz 

Frequency response

20-20,000Hz +/- 1db 

Weight

15kg

Dimensions

430 x 400 x 115 mm (W x D x H)