Vivid Audio | GIYA Series 2 (EX model)
完璧へのあくなき探求の成果。GIYA第2世代を象徴するフラッグシップ
GIYA G1 SPIRIT
GIYA Series 2 Loudspeaker System
GIYA G1 SPIRIT は、VIVID Audio 製品哲学の究極の表現です。このモデルは現時点でのVIVID Audio のフラッグシップモデルであり、VIVID Audio 設立以来蓄積されたテクノロジーのすべてを包含しています。音楽、デザイン、エンジニアリング、評判、すべてに最も深く関心を持つオーディオファイルにとって、GIYA G1 SPIRIT は数多のスピーカーの中で唯一の選択となるでしょう。比類のない血統、非の打ちどころのない技術、そして価格、当然ながら他のスピーカーを圧倒する緻密で雄大なサウンド。すべてにわたり魅力あふれるモデルです。
GIYA の特徴的なフォルム
GIYA シリーズが纏う特徴的なフォルムは、ウーファーにアブソーバー・チューブを採用していることに由来しています。ドライバーユニットは原理的に、外に放出する音響エネルギーと同じ量のエネルギーをキャビネットの内部にも放出しています。特に低音部を担当しているウーファーともなると莫大なエネルギーをキャビネット内部に放出しており、このエネルギーがスピーカーキャビネットを「共振」させてしまうのです。 アブソーバー・チューブは、チーフエンジニアであるローレンス・ディッキーが B&W 社在籍時代に開発した彼オリジナルのアイデアで、キャビネット内部に放出されたエネルギーを効率よく自然に減衰させるための極めて優れた手法ですが、 ウーファーのキャビネットにアブソーバー・チューブを採用したのは、GIYA シリーズが完成する以前にはディッキーが B&W社 で完成させたオリジナル・ノーチラスのみでした。これはキャビネットをテーパーチューブ状に形作ることが大変な困難を伴うために、ディッキーが去った後の B&W 社では技術的に実現が不可能になってしまったからに他ありません。 GIYA の技術的な核心部分は、ウーファーにアブソーバー・チューブを採用したこと。またアブソーバー・チューブとバスレフを組み合わせることにより、アブソーバー・チューブの効果を落とすことなくチューブの小型化を実現させたところです。このことによりキャビネットの共振が皆無な透明でパワフルなサウンドが得られたのです。
さらにリニアな動作。より高出力を実現した新開発ウーファードライバー、C225-100
GIYA GI SPIRITでは従来のC225をさらに高性能化したC225-100を新規設計。振動板面積は同一ながら、ボイスコイルの口径を従来の75mmから100mmへと大幅にアップ。磁気回路もさらに数倍強力となり、ギャップ長は30%アップの45mmにまで達するショートボイスコイルシステムを実現しています。 放熱効率と許容入力は従来から2倍に増加するとともに大振幅時においてもリニアで制動力のあるパワフルな低域表現を可能にしました。
新開発 C125-75s Mid Bass ドライバー
新規設計のミッドベースドライバー C125-75s では、75mm口径のボイスコイルを採用。大型化された磁気回路とあいまってドライブ能力が飛躍的に向上しています。 また、Mid-RangeドライバーD50 と同様のカーボンファイバーリングをダイヤフラム外周に装着するアイデアを着想。このカーボンファイバーリングにより、ブレークアップ周波数が従来の4.3kHzから10.5kHzへと劇的に向上いたしました。 ショートボイスコイルシステムによる制動の効いたドライブ力と十分に拡大されたリニアな周波数帯域により、従来から少なかった高調波歪がさらに低減しています。
拡散性を高める新開発ディフューザーをツイーターとミッドレンジに装備
中高域の拡散特性をさらに向上させるために、コンピューターシミュレーションにより最適化したディフューザーをD50 Mid-Range とD26 Tweeterに装備。位相特性に優れ、さらに正確な空間再現能力を得ています。
外部接続のクロスオーバー回路
エンクロージャー内部に組み込んでいたクロスオーバー回路を外部接続タイプに変更。 ドライバー自身が発生する振動や風圧、マグネットシステムが発生する磁力などの影響を一切受けず、信号にノイズが乗るのを防ぎ、S/N比の向上に大きく貢献しました。
ドライバーの能力を最大限活かすエンクロージャー
低域のポテンシャルを最大限引き出すための振動板口径とエンクロージャー内容積の関係は、計算により厳密に導き出されます。 G1 SPIRIT のウーファー面積は G1と同一ですから、エンクロージャーの内容積は同一となります。G1 SPIRIT ではウーファードライバーのシャーシが大型化されたのに合わせてエンクロージャーの幅が G1 よりも増加しています。容積が同じですからその分だけ背が低くなりました。結果的に少しグラマラスなプロポーションとなりましたが、これは外観デザインを優先した結果ではなく、音響的な最適値なのです。 構造的なパフォーマンスを維持しつつコンポーネントの質量を軽減するため CNC マシンで加工された強靭なサンドイッチ構造カーボンファイバーコンポジット製内部ブレーシングを採用。
スペック Technical Specification
システム構成
4 ウエイ 5 スピーカーシステム
エンクロージャー
グラスファイバー強化樹脂
中心に軽量発泡樹脂を挟んだ3層サンドイッチ構造
スタンダード・キャビネットカラー
ピアノ・ブラック / パール・ホワイト
フェラーリ・イエロー
特注色(オーダーカラー)も可能
ドライバー
ツイーター
D26S - 26mmドーム + アブソーバー・チューブ
ミッドレンジ
D50S - 50mmドーム + アブソーバー・チューブ
ミッドベース
C125-75S - 170mmコーン + アブソーバー・チューブ
ウーファー
2 x C225-100 - 250mmコーン
( 1 pair x リアクションキャンセル・ウーファー )
ベース・ローディング
ウーファー・アブソーバーチューブ + バスレフ
スペック
能率
92 dB / 2.83V rms / 1m
インピーダンス
6Ω nominal、4Ω minimum
周波数特性
25 Hz - 36 kHz(-6dB)
ツイーター D26S・ブレークアップ周波数
44 kHz
全高周波歪率
< 0.3 %(全帯域)
クロスオーバー周波数
220 / 880 / 3,500 Hz
最大許容入力
1,600 W
寸法
製品寸法
1600(H)x 440(W) x 820(D) mm
製品重量
80 kg
外部クロスオーバーボックス寸法
130(H)× 285(W)× 410(D)mm
外部クロスオーバーボックス質量
8 kg
システム構成 | 4 ウエイ 5 スピーカーシステム |
エンクロージャー | グラスファイバー強化樹脂 |
スタンダード・キャビネットカラー | ピアノ・ブラック / パール・ホワイト |
特注色(オーダーカラー)も可能 | |
ドライバー | |
ツイーター | D26S - 26mmドーム + アブソーバー・チューブ |
ミッドレンジ | D50S - 50mmドーム + アブソーバー・チューブ |
ミッドベース | C125-75S - 170mmコーン + アブソーバー・チューブ |
ウーファー | 2 x C225-100 - 250mmコーン |
ベース・ローディング | ウーファー・アブソーバーチューブ + バスレフ |
スペック | |
能率 | 92 dB / 2.83V rms / 1m |
インピーダンス | 6Ω nominal、4Ω minimum |
周波数特性 | 25 Hz - 36 kHz(-6dB) |
ツイーター D26S・ブレークアップ周波数 | 44 kHz |
全高周波歪率 | < 0.3 %(全帯域) |
クロスオーバー周波数 | 220 / 880 / 3,500 Hz |
最大許容入力 | 1,600 W |
寸法 | |
製品寸法 | 1600(H)x 440(W) x 820(D) mm |
製品重量 | 80 kg |
外部クロスオーバーボックス寸法 | 130(H)× 285(W)× 410(D)mm |
外部クロスオーバーボックス質量 | 8 kg |