Vivid Audio | GIYA Series 2 (EX model)
新時代 GIYA S2 シリーズの中核をなすモデル。
GIYA G2-S2 EX
GIYA Series 2 Loudspeaker System
VIVID audio のチーフエンジニアである ローレンス・ディッキーは、共鳴と共振を徹底的に排除するためのさまざまなテクノロジーの到達点として GIYA シリーズを完成させました。その初代モデルである GIYA G1 の完成から十数年。未だ他のスピーカーの追随を許さず、最先端スピーカーとしての地位を不動のものとしている GIYA シリーズですが、ディッキーは G1 の完成後も研究開発の手を休めることなく新たなアイデアの実用化に向けて努力を続け、その成果として新たなフラッグシップモデル GIYA G1 SPIRIT を完成させました。この GIYA G1 SPIRIT のテクノロジーを従来の GIYA シリーズに採用したものが GIYA シリーズの第2世代 ” GIYA S2 シリーズ “ です。 G1 SPIRIT で開発したツイーターとミッドレンジドライバーの拡散性を高めるディフューザー、カーボンファイバーコンポジット製の内部ブレーシングを採用し、さらにクロスオーバー周りの回路レイアウトを一新し、外部クロスオーバーボックスを持つモデルもラインナップに加えました。
外観デザインやドライバー構成などは既に完成されており、変更を加える要素は一切ありません。外観は同一ですが S2 シリーズで他社の追随をさらに引き離しました。
GIYA S2 シリーズの特徴的な外観デザインはまったく変わりません。ウーファーにアブソーバーチューブを採用し、音響的な理想を追求したエンクロージャ―デザインは究極の完成形であり、変更の必要性はまったくありません。唯一、外観で変わった部分はツイーターとミッドレンジに装着されたディフューザーです。これこそが、GIYA第2世代を象徴する新たなテクノロジーです。 ディッキーは全周波数帯域にわたる音響特性をさらに均一にすることが正確な音場再現性を飛躍的に高めることを発見。 指向性にクセの出やすい中高域の拡散特性を向上させるための新しいアイデアが、ツイーターとミッドレンジのディフューザーです。 気の遠くなるようなコンピューターシミュレーションと、数十回にわたる試作の結果得られた最適形状のディフューザーにより、ダイヤフラムにかけるロードを厳密にコントロール。拡散特性の大幅な改善を実現させました。
EX モデルでは、クロスオーバーをキャビネットから独立させ、別のボックスに収めました。
スピーカーキャビネットの内部はドライバーの振幅による振動に常にさらされています。またドライバーユニットが近接に存在することによる磁束の影響も見逃せません。クロスオーバー回路をスピーカー外部に設置することにより振動と磁束の影響から逃れ、従来以上に透明でクリアなサウンドを実現いたします。
エッジが存在しない曲面によるエンクロージャー
GIYA シリーズのキャビネット素材には、航空宇宙産業で使用される軽量かつ極めて強靭な特殊グラスファイバー強化樹脂を使用しています。軽量な発泡樹脂をコアとし、グラスファイバー強化樹脂でサンドイッチする独自の三層構造とすることで十分な強度を保ちつつ軽量化を果たしています。 VIVID Audio のスピーカーは独自の「リアクション・キャンセル・マウント」により重いキャビネットを必要としません。このテクノロジーのおかげで、軽量な樹脂成型でのキャビネット製作が可能になりました。加えてこの樹脂成型により、キャビネット形状を3次元的な曲面で構成させることをも可能にいたしました。
スピーカーシステムの基礎となる音響理論は昔も今も変わっていません。スピーカーを形作るキャビネットに角やエッジが存在すると、その部分から音響エネルギーが放散され(二次音源)、ドライバーユニットからの一次音源と相互作用を起こし、サウンドにキャラクターを付けたり、サウンドステージを損ねたりすることは昔からよく知られた事実です。3次元曲面のキャビネットは音響的に優れていることは従来から知られていることですが、木材(ウッド)や金属などの従来のキャビネット材料では、実現させることがほぼ不可能なことでした。 GIYA シリーズの類いまれなサウンドステージ再現能力は、まさにこの3次元曲面構成のキャビネットの賜物です。設計者 ローレンス・ディッキーは、アブソーバー・チューブの動作を完全なものとして、さらにスムーズな音響拡散に最適なキャビネット形状をコンピューター解析によりシュミレーション。すべての音響特性を満足させる結果として GIYA シリーズの特徴的なフォルムが完成したのです。
スペック Technical Specification
システム構成
4 ウエイ 5 スピーカーシステム
エンクロージャー
グラスファイバー強化樹脂
中心に軽量発泡樹脂を挟んだ3層サンドイッチ構造
キャビネット仕上げ
マルチコーティング塗装
スタンダード・キャビネットカラー
ピアノ・ブラック / パール・ホワイト
ライクスムゼウム・ブルー
特注色(オーダーカラー)も可能
ドライバー
ツイーター
D26S - 26mmドーム + アブソーバー・チューブ
ミッドレンジ
D50S - 50mmドーム + アブソーバー・チューブ
ミッドベース
C125S - 170mmコーン + アブソーバー・チューブ
ウーファー
2 x C175 - 230mmコーン
( 1 pair x リアクションキャンセル・ウーファー )
ベース・ローディング
ウーファー・アブソーバーチューブ + バスレフ
スペック
能率
89 dB / 2.83V rms / 1m
インピーダンス
6Ω nominal、4Ω minimum
周波数帯域
29 Hz - 36 kHz(-6dB)
高周波歪み率
< 0.5 %(全帯域)
クロスオーバー周波数
220 / 880 / 3,500 Hz
最大許容入力
800W
寸法
製品寸法
1383(H)x 360(W) x 638(D)mm(最大寸法)
製品重量
55 kg(1台)
外部クロスオーバーボックス寸法
130(H)× 285(W)× 410(D)mm
外部クロスオーバーボックス質量
8 kg
システム構成 | 4 ウエイ 5 スピーカーシステム |
エンクロージャー | グラスファイバー強化樹脂 |
キャビネット仕上げ | マルチコーティング塗装 |
スタンダード・キャビネットカラー | ピアノ・ブラック / パール・ホワイト |
特注色(オーダーカラー)も可能 | |
ドライバー | |
ツイーター | D26S - 26mmドーム + アブソーバー・チューブ |
ミッドレンジ | D50S - 50mmドーム + アブソーバー・チューブ |
ミッドベース | C125S - 170mmコーン + アブソーバー・チューブ |
ウーファー | 2 x C175 - 230mmコーン |
ベース・ローディング | ウーファー・アブソーバーチューブ + バスレフ |
スペック | |
能率 | 89 dB / 2.83V rms / 1m |
インピーダンス | 6Ω nominal、4Ω minimum |
周波数帯域 | 29 Hz - 36 kHz(-6dB) |
高周波歪み率 | < 0.5 %(全帯域) |
クロスオーバー周波数 | 220 / 880 / 3,500 Hz |
最大許容入力 | 800W |
寸法 | |
製品寸法 | 1383(H)x 360(W) x 638(D)mm(最大寸法) |
製品重量 | 55 kg(1台) |
外部クロスオーバーボックス寸法 | 130(H)× 285(W)× 410(D)mm |
外部クロスオーバーボックス質量 | 8 kg |