WOLFRAM | Integrated amplifier

WOLFRAM I-200

Integrated Amplifier

ブルガリアのハイエンドオーディオメーカー Thrax Audio が新たに立ち上げたブランド、WOLFRAM Electric。その第一弾モデル WOLFRAM I-200 は、単なるアンプではありません。オーディオという文化の核心にある「純粋な信号増幅」という理念を、現代の高度な技術と厳選された素材によって具現化した存在です。

出力段には6C33C三極管を採用した純A級プリメインアンプとして、無帰還(ノンフィードバック)構成により20W+20Wを実現。シングルエンドならではの連続性と、三極管特有の自然な倍音構造をそのまま保持し、誇張に頼らず、音楽が持つ本来のエネルギーをそのまま再現します。

■コア・テクノロジー
妥協なき回路設計
I-200はシングルゲイン段をダイレクトカップリング。信号経路からディストーションを誘発する余分な部品を排除し、極限までシンプルにした回路を実現しました。その結果、音の立ち上がりは鋭く、微細なニュアンスまで透明に再現します。

手巻きOCCトランスフォーマー
出力トランスには、極低温処理を施した単結晶OCC配線材を使用。熟練職人による手巻き製作により、類のないピュアな信号伝送を可能にしました。信号の純度を守ることこそが、I-200の音楽表現の核となっています。

TKD高精度アッテネーター
定評ある東京光音電波社(TKD)製の高精度ボリュームコントロールを採用。リモート操作対応の抵抗ラダー減衰方式により、全帯域で完璧なチャンネルバランスを確保します。小音量時でも情報量が失われることはありません。

制御されたパワーサプライ
整流にはシリコンカーバイド(SiC)素子を使用。
電流制御による安定化設計により、ノイズを極限まで抑制し、静寂の中から立ち上がる音楽のコントラストを際立たせます。

非磁性・振動制御シャーシ
拘束制振層構造を備えたステンレス製シャーシを採用。
外部振動および内部共振を徹底的に抑制し、信号純度を保護します。
構造そのものが音質の一部であるという思想の表れです。

オートバイアスシステム
自動バイアス調整機構により、時間経過や真空管の個体差に左右されず、常に最適な動作点を維持。メンテナンス性と安定したパフォーマンスを両立しています。

時代を超えるデザイン
フロントパネルにデジタル表示はありません。あるのは、必要最小限のコントロールのみ。上質でシンプルなデザインです。

■なぜWOLFRAM I-200は“常識”に逆らうのか
現代のアンプ設計は、高出力化や測定値の向上を追い求める傾向にあります。I-200は、そうした流れとは一線を画す設計コンセプトを採っています。

優れた出力回路
三極管シングルエンド構成により、音楽のナチュラルな倍音構造を保持。人工的な補正を行わないため、楽器の質感や空間の空気感がそのまま立ち上がります。

簡略化された信号経路
部品点数を最小限に抑えた設計は、ディストーションの発生源そのものを削減。音楽はより純粋な形でスピーカーへと届けられます。

長期安定性を支える製造品質
最高級パーツのみを厳選し、精密に組み上げられた内部構造。
それは単なる贅沢ではなく、長寿命と高信頼性を保証するための必然です。

I-200は測定スペックを競うアンプではありません。音楽体験そのものを、より純粋に楽しむために設計されています。


I-200には専用リモートコントロールが付属しています。
音量調整を、手元でスムーズに行えます。

スペック Technical Specification

出力

20W + 20W(Pure Class A)

出力管

6C33C 三極管 ×2

入力管

6H6N(6N6P) X 2

回路構成

シングルエンド / 無帰還(ノンフィードバック)

ゲイン構成

シングルゲイン段・ダイレクトカップリング

入力端子

RCA ×3

対応スピーカーインピーダンス

4Ω / 8Ω / 16Ω

ボリューム

TKD抵抗ラダー式アッテネーター(リモート対応)

出力トランス

OCC単結晶導体・極低温処理・手巻き

整流方式

SiC(シリコンカーバイド)整流

バイアス方式

オートバイアス

保護回路

マイクロプロセッサ制御保護回路

最大消費電力

280 W

外形寸法(WxHxD)

360x 220x 480 (電源ケーブル含む: 560) mm

重量

29.2 kg

※パネルカラー:ブラックまたはシルバーから選択可

※真空管保護カバー付属