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オーディオ回路に飛び込む高周波ノイズが音質を劣化させている!
デジタル回路を持つオーディオ機器、音源として使用されるPC、スイッチング電源を使用しているオーディオ機器など、現代オーディオ製品の多くは高周波ノイズを発生しており、この高周波ノイズがオーディオ回路に悪影響を与え音質を劣化させる大きな原因となっています。従来はオーディオ回路にノイズが飛び込まないようにシールドを強化したり、デジタル部とアナログ部を分離させたりといろいろな方法で対策がとられていましたが大概は不完全であり、また、同一筐体内にノイズ発生源がある場合はシグナルグラウンドを介してノイズがオーディオ回路に入り込んでしまいます。
一般的なノイズ対策の問題点
オーディオ回路に入り込んだ有害な高周波ノイズを除去するには、シグナルグラウンドを接地(アース) させてノイズ成分を外に逃がすといった方法も考えられますが、この方法は逆にアースを経由して高周波ノイズを引き込む結果にもなり、現実的にはそれほど効果を発揮しません。シグナルグラウンドとアースの間にフィルターを入れることも考えられますが、フィルタリングはシグナルグラウンドのインピーダンスを上昇させ、これまた音質には良い影響を与えません。
CAD の GC( Ground Control )とは
CAD 社はシグナルグラウンドを経由して効果的に高周波ノイズを除去するという発想で GC ( Ground Control ) 製品を開発しました。GC の使用方法はいたって簡単で、専用のケーブルを使用してシグナルグラウンドを GC に接続するだけです。具体的には機器の空いている入出力端子に専用ケーブルを挿して GC 本体と接続します。
専用ケーブルは、グラウンドのみ導通するようになっています。GC の内部は電子・航空業界でも採用されている電気エネルギーを熱に変換させる機能性材料で満たされており、広範囲な高周波エネルギーを除去します。電子の運動エネルギーが GC 内で熱に変換されることで GC の内部インピーダンスは完全に低く保たれており、シグナルグラウンドからのノイズ成分が効果的に吸収除去されます。
高周波ノイズが除去されることで、サウンドの静寂性が増し、定位感やサウンドステージの見え方が格段に向上いたします。
その他の特長
■ 700 kHz から10 GHz を超える周波数帯域で高周波ノイズを吸収除去。
■ 電源を必要としないパッシブな設計。低インピーダンスで信号経路への影響は全くありません。
■ 複数台のGC をディジーチェーンで連結させノイズ吸収性能を増強させることも可能。