FEATURE
独自の技術はそのままに、エアフォースが挑戦する開発の限界
TechDAS Air Force シリーズのターンテーブルは、回転するプラッター部を空気の力により浮上させレコードとプラッターからなる回転部を機械的にアイソレーションするエアーベアリング機構と、レコード盤をバキュームの力でプラッターに吸着させるエアーバキューム機構を採用しています。この独自のエアー・テクノロジーにより、従来のアナログターンテーブルとは全く次元の違うサウンドを実現しています。
アナログ全盛の頃と変わらない従来の技術によるターンテーブルでは、昔とそれほど変わることのないサウンドにしかなりませんが、30年にわたるデジタル時代を経た現代のアナログサウンドは、昔と同じであってはなりません。
デジタルの持つ静寂性やS/Nなど、デジタルサウンドの利点をクリアした上でのアナログサウンドこそが現代のアナログサウンドです。それを実現するのが、TechDAS独自のエアー・テクノロジーです。
上位モデルと同じマッシブな切削ボディをいよいよ V シリーズにも搭載
オリジナルの Air Force V は、アルミ板による箱構成のボディを採用していましたが、この Premium モデルでは上位モデル同様にアルミブロックから削り出されたマッシブなボディを採用。本体総重量は大幅に増加しダイナミックレンジがさらに拡大いたしました。
よりリーズナブル、よりコンパクト、そしてよりこだわり抜いた仕様
Air Force V Premium はより多くのアナログファンに、エア・テクノロジーによる別次元のアナログサウンドを楽しんでいただくために開発されたリーズナブルなモデルです。
V シリーズでは、ドライブモーターの低振動化を実現したことにより、モーターを本体の内部に組み込むことに成功。上位モデル IIIシリーズよりもさらにコンパクトに仕上がりました。またミニマムなボディながら最大で 4本のトーンアームを装着することが可能です。
プラッター部は、アルミニウム(A5056)精密切削加工による W プラッター方式を採用。トータル 7kg という重量が持つ十分なイナーシャにより滑らかで安定した回転を実現しています。表面にはブラックアルマイトを施し光沢のある挽き目仕上げとしています。レコード盤センター穴のガタツキを吸収するテーパード・スピンドルを搭載。プラッター上面にはレコード保護のため極薄の特殊制振材が貼られています。
ドライブモーターには上位モデルも採用されている低振動2相4極 AC シンクロナスモーターを、最適化された防振機構を介してボディにマウント。精密に両面研磨されたポリウレタンゴムベルトによりサブプラッターを駆動することで、モーターからの振動を遮断して高い S/N 比を実現させました。一方、Air Force IIIと同じエアーダンピング方式のインシュレーターをフレームに搭載することで外部からの振動も最適に遮断し、徹底した低振動化を図っています。
TechDAS 独自のエアー・テクノロジーをすべて搭載した Air Force V Premium により、レコード再生とは思えない圧倒的な静寂さの中に、今 まで聴こえなかった音楽の躍動と感動をお楽しみください。