FEATURE
さらにリニアで、より高出力を実現した新開発低域ドライバー、C225-100
GIYA GI SPIRITでは従来のC225をさらに高性能化したC225-100を新規設計。振動板面積は同一ながら、ボイスコイルの口径を従来の75mmから100mmへと大幅にアップ。磁気回路もさらに数倍強力となり、ギャップ長は30%アップの45mmにまで達するショートボイスコイルシステムを実現しています。 放熱効率と許容入力は従来から2倍に増加するとともに大振幅時においてもリニアで制動力のあるパワフルな低域表現を可能にしました。
低中音域C125-75s Mid Bassドライバー
新規設計のミッドベースドライバー C125-75s では、75mm口径のボイスコイルを採用。大型化された磁気回路とあいまってドライブ能力が飛躍的に向上しています。 また、Mid-RangeドライバーD50 と同様のカーボンファイバーリングをダイヤフラム外周に装着するアイデアを着想。このカーボンファイバーリングにより、ブレークアップ周波数が従来の4.3kHzから10.5kHzへと劇的に向上いたしました。 ショートボイスコイルシステムによる制動の効いたドライブ力と十分に拡大されたリニアな周波数帯域により、従来から少なかった高調波歪がさらに低減しています。
拡散性を高める新開発ディフューザーをツイーターとミッドレンジに装備
中高域の拡散特性をさらに向上させるために、コンピューターシミュレーションにより最適化したディフューザーをD50 Mid-Range とD26 Tweeterに装備。位相特性に優れさらに正確な空間再現能力を得ています。
外部接続のクロスオーバー回路
エンクロージャー内部に組み込んでいたクロスオーバー回路を外部接続タイプに変更。 ドライバー自身が発生する振動や風圧、マグネットシステムが発生する磁力などの影響を一切受けず、信号にノイズが乗るのを防ぎ、S/N比の向上に大きく貢献しました。また、回路自体を保護し、エンクロージャー内の雰囲気による劣化を防ぎます。
各ドライバーの能力を最適化するエンクロージャー!
低域のポテンシャルを最大限引き出すための振動板口径とエンクロージャー内容積の関係は、計算により厳密に導き出されます。 G1 SPIRIT のウーファー面積は G1と同一ですから、エンクロージャーの内容積は同一となります。G1 SPIRIT ではウーファードライバーのシャーシが大型化されたのに合わせてエンクロージャーの幅がG1よりも増加しています。容積が同じですからその分だけ背が低くなりました。結果的に少しグラマラスなプロポーションとなりましたが、これは外観デザインを優先した結果ではなく、音響的な最適値なのです。 構造的なパフォーマンスを維持しつつコンポーネントの質量を軽減するためCNCマシンで加工された強靭なサンドイッチ構造カーボンファイバーコンポジット製内部ブレーシングを採用。